2005年09月28日

恋の門 7.5点

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石で漫画を描き続ける自称「漫画芸術家」蒼木門(もん)と、コスプレーヤーで「ミニコミ系アイドル漫画家」の証(あかし)恋乃。同じ漫画を愛しているとはいえ180度方向性の違う2人が、ある日ひょんなことで出会う。憧れのゲームキャラクターのコスプレが似合う男を探し求めていた恋乃にとって、門はまさに理想の男。貧乏で女に縁がなかった門にとっても、恋乃との出会いは千載一遇のチャンス! お互いの思惑が錯綜し、2人は急接近していくのだが…。

脚本・監督・出演 松尾スズキ
原作 羽生生純
出演 松田龍平 酒井若菜 塚本晋也 小島聖
(以上、goo映画より抜粋)


ふざけた、面白い映画です。
主人公の門や恋乃といっしょに「えーーーーーーーーー!」と言ってしまうような意表を突くシーンで攻めてくれます。
ただわりとエキセントリックというか、イッちゃい過ぎて難解な場面もあったと思います。
そんなシーンの積み重ねからやがて主演二人と、監督・脚本の松尾スズキ演じる漫画家との三角関係に発展し、物語は終盤に向けて盛り上がっていきます。

個人的な感想は、かなりOKです。面白かった。笑えるし、微妙に見え隠れする主人公たちの心のバックストーリーもいいです。

あと、もとからわりと好きだったんですが、酒井若菜はカワイイですね。
ヤングサンデー?で出てきたときは、まさか非アイドル系映画の主役を張るなんで誰も思わなかったよなぁ。
サンボマスターがかなり好きなので、主題歌・挿入歌も好印象でした。

続きはネタバレを含みます。

この映画で、門は自分の「石は粒子の塊で、石のみに限らず、すべては同じものから出来ている」という思想が、幼い頃に、今は衝突して袂を別った父が教えてくれたものだと思い出します。父を亡くした直後に。
恋乃は、コスプレをしていないでSEXすると悪い事をしているようで集中できないとか、自分はコスプレをしていないとダメな病気だと告白します。
さらに、「私は中身の無い人形のようだ。適当に褒められていればすべてがサラサラと流れていく」と心の中でつぶやきます。それは幼い頃から、自分の根源に対して不安感があり、それを補う意味でことさらに外見を意識し、それをとても補いやすかったのがコスプレだったのかな、とも思わせます。
でもそれ、どっちかって言えばどうでもいいです(いい意味で)。

この映画で二人の深い心理はただの一要素に過ぎず、主題ではないと思います。
主題はなにより、楽しさ。
笑えること、しかも万人が解ってくれなくてもいいから一部の人でも腹を抱えて笑い転げること。
そして「なんとなく」二人を理解できた「印象」を受けて、主人公たちの心情に共感して、二人の行く先を見つめる。
そんなところにあるんじゃないかと。

俺のもっともツボだったシーンは、ラスト近辺の恋乃の受賞パーティ。
えらいコスプレで駆けつけた門と抱きあう直前にゲロを吐く恋乃。
門といっしょに「エーーーーーーーーーーーーーーーー」と言ってしまった。劇場じゃなく家で見てるときだから、俺は危ない人じゃなかったはずだ(苦笑)。
さらに逃げ出す恋乃に恋乃の元狂信的ファン、相良の一言がウケる。
「王道からの逸脱と逃走、それこそがノイコの本領よ」。

そこで終わった方が俺としては最高な気もしたんですが、その後にシーンが続いた意味を考えると、監督は二人の話の結末を「逃げる恋乃。追う門。そして二人はコスプレしたまま街中走ってるし」で終わらせたくなかったということでしょうか。
その後のシーンで、門が贈ったときには完全だった一対のネックレスが(理想)、今では重ね合わせてもキレイなハート型にならないで隙間が空いていること(現実)を二人が認めて、そこから新たな何かを見出すところで終わりたかったという気もします。

あと舞台はハマると金と時間が大変な気がするのであまり知識を入れていないんですが、松尾スズキという方は高名なようですね。
でも今回の作品で俺に言わせりゃエロオヤジですよ。
何ですかあの酒井若菜とのラブシーンはコノヤロウウラヤマシイ。
俺も監督・出演で自分の好きな女優と、そりゃーディープに、もうブチューっと、いやいっそ一気に(以下検閲により削除)。
とりあえず伊藤美咲にオファーを出す事だけ決定。

posted by すっしー at 03:17| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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