
9点
あらすじ
フツ族とツチ族の間で続いていた内戦が終息、和平協定が結ばれようとしていた1994年、
ルワンダの首都キガリ。外資系高級ホテル、ミル・コリンの支配人ポールは、近くフツ族の民兵によるツチ族の虐殺が始まるという噂を耳にする。やがてフツ族大統領暗殺の報道がなされ、フツ族が武器を片手にツチ族を襲撃し始めた。フツ族のポールは、ツチ族の妻・タティアナと息子たち、そして隣人たちを守るため、
ホテルに匿うのだが……。
監督 テリー・ジョージ
出演 ドン・チードル
ソフィー・オコネドー
ニック・ノルティ
ホアキン・フェニックス
(以上、goo映画より抜粋)
あらすじを補足すると、主人公ポールはまったく武器を持たないホテル内の人間を、ホテルのすぐそばで虐殺を続けている民兵から守るために、ありとあらゆる手を尽くします。超一流ホテルマンである自らのコネを最大限に生かし、有力者たちに泣き付き、今生の別れを告げて揺さぶり、賄賂を贈り、それこそ、出来ることのすべてを尽くして自分たちの生命を守ろうとするのです。
なにもしなければフツ族である自分は殺されずに済むというのに、家族を守るため、自分を頼ってきたツチ族たちを守るため、民兵たちに憎悪されながらも戦うのです。
これ以上の内容は、ぜひ劇場でご覧になってください。
感想
(以下文中で映画内と同じ表現でツチ族を表すことがありますが、当然映画自体と同じように、差別の意図はまったくありません)
見ると心が打ちのめされます。重い話が苦手な人は避けるべきです。
一面でこの映画はポールの英雄譚ではあります。
しかし、その英雄譚の舞台では、百万に及ぶ大虐殺が実際に行われてしまっています。
ポールが、虐殺映像を撮ってきたカメラマンに向かって言った「これを世界に配信してくれれば世界各国が救援を向けてくれるでしょう」と言う言葉に、カメラマンは苦渋の表情で返答します。「世界の人々はあの映像を見て──“怖いね”と言うだけで
ディナーを続ける。」
ここまでさらけ出すのもなんですが、僕は良く考えた末で、「俺には本格的なボランティアは出来ない。出来ない以上身近な人間だけ幸せにすることに全力を尽くせばそれで良い」
そういう考えを持っています。
しかし、この虐殺の事実を見て、「“怖いね”と言うだけでディナーを続ける」人間の一人なんだということを突きつけられて、胸が、苦しくなりました。
考えを曲げることも出来ませんが、言い訳さえ、いっさい浮かびません。
以下、長くて重くてあまりネタバレでない感想と、ネタバレで簡単で軽い感想という順で続きます。ネタバレ嫌な人は文末の方は見ないでね。
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posted by すっしー at 02:21| 東京

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